ジャイアンツ2連戦
本来3連戦のところ、初日は雨で中止となったため2連戦となりました。
一時は打線の不調も合わさって、最下位に転落するなど不安要素も多かったですが、前回のカープ戦・スワローズ戦を経て、底は脱したのかなと見ています。
そして開幕してから不調の続いていた筒香選手・宮崎選手が共に2軍へ降格して再調整となりました。
以前から指摘していた部分なので「やっとか…」という思い半分、他の選手の状態もあまり良くなかったので、1軍で試合に出続けながら調子を取り戻してほしいという首脳陣の考えもあったのではと推測しています。
あとは、2軍戦で桑原選手・オースティン選手が試合に出始めていますし、選手の入れ替えによるチーム力低下の影響が最小限に抑えられるところも考えられるでしょうか。
とはいえ、これからも中心選手として活躍してほしい選手たちには変わりないので、2軍での再調整を経て後半戦をメインに再びの活躍を期待したいです。
宮崎選手の2軍降格もずいぶん久しぶりな気がします。
記事で村田コーチがコメントしているように年齢による感覚のズレによる影響が大きそうですね。
同世代で、秋山選手や坂本選手も今シーズンは苦戦しているようですので「遂にこの時期が来たか…」と感じています。
そう思うと、2023年ドラフトで個人的な感覚ではファンの中で投手獲得期待が多かった中で、度会選手を中心とした野手ドラフトを敢行したのは、今思えば英断だったと思います。
(後出しですが、当時個人的にはドラフト1位は野手派でした)
(ちなみに当時は、今永投手・バウアー投手が抜けるのがほぼ確定的でした)
当時で宮崎選手が35歳でしたから、活躍できる時期が残り3~5年で見た時には逆算するとちょうどタイミングは合います。
筒香選手は、ストレートに対し打ち勝てないと今後の浮上は難しいように見えます。
元より変化球を捉えるのは上手い選手で、ストレートは以前から少し苦手にしていましたが、平均球速も上がっている中でタイミングのズレも生じているんだと思います。
割と選手としての分岐点に立っていると感じます。
前置きが長くなってしまいましたが、上位進出を狙うのであればなるべく苦手チーム相手にも5割近くで戦いたいところ。
チームとして調子が上がってきている中で、ジャイアンツ戦の結果がどのようになるのか注目です。
結果は…?
では試合を振り返りますと、1対0でベイスターズの勝利となりました。
良くなってきているとはいえ、主力の多くを怪我や不調で欠く中では上手くやっていると感じます。
#98 トレバー・バウアー投手
そして何よりもバウアー投手の完封が1番大きかったと思います。
前回中4日で登板し120球越えと多くの球数を投げていましたし、今回は雨でスライド登板になったとはいえ、中5日での同じく120球越えの投球は純粋に凄いと感じます。
おそらく自分の身体に合った投げ方をしているので、中4~5日でも出力高く多くの球数を投げているのだと思いますが、いやはやさすがですね(^^;)
前回取り挙げた時にはあまり状態も上がっていなかった時期でしたので、他の投手と同じ起用で良いと考えていましたが、ここまでのパフォーマンスを見られるのであれば、バウアー投手優先の起用法でも良いかもしれません。
#5 松尾汐恩選手
あとバウアー投手の流れが変わったのも、前回からバッテリーを組む松尾選手の影響もあるのではないでしょうか。
松尾選手との投球を見ていると、以前ほど首を振らずに要求通り投げているようにも見えます。
それまで組んでいた山本選手の配球が悪いとは言いませんが、単純に松尾選手との配球に関する考えや感性・センスといった部分が近いところも関係していそうな気がします。
山本選手も松尾選手も共にコミュニケーションを取っている場面は多く見られたので、それ以外が影響しているのかなと。
東-山本バッテリーのように上手く行っている関係性もあるので、投手ごとや対戦相手ごとの起用などこれまで通り柔軟に起用していくのが良いと思います。
試合を見ていると、打撃面や守備面においても順調に成長しているように感じますので、一先ずは今進んでいる方向での成長に期待したいです!
まとめ
中4~5日で120球越えの投球を期待できるとなると(しかも最少失点)、今後の投手運用の大きなアドバンテージになりそうです。
中継ぎ陣が決して盤石ではない中での昨日の投球はチームにとって大きいです。
怪我人の1軍復帰も近いですし、5月以降の戦いに向けてポジティブな要素が出てきました。