#53 中川颯投手
2024年シーズン振り返り、50人目は、53 中川颯投手です!
成績|2024年シーズン
1軍成績
防御率 | 勝利 | 敗戦 | 登板 | 投球回 |
---|---|---|---|---|
4.42 | 3 | 0 | 29 | 57 |
セーブ | 奪三振率 | 被打率 | WHIP | K% |
1 | 5.68 | 0.290 | 1.37 | 14.40% |
BB% | K-BB% | HR% | 被OPS | FIP |
5.20% | 9.20% | 1.20% | 0.728 | 3.54 |
対左右別成績
打席 | 被打率 | 被打点 | 被本塁打 | 打席 | K% |
---|---|---|---|---|---|
右打者 | 0.269 | 12 | 2 | 116 | 19.83% |
左打者 | 0.310 | 18 | 1 | 134 | 9.70% |
打席 | BB% | K-BB% | 被出塁率 | 被長打率 | 被OPS |
右打者 | 4.31% | 15.52% | 0.301 | 0.361 | 0.662 |
左打者 | 5.97% | 3.73% | 0.382 | 0.405 | 0.787 |
対チーム別成績
チーム | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | 登板 | 投球回 |
---|---|---|---|---|---|
巨人 | 3.86 | 0 | 0 | 3 | 4 2/3 |
ヤクルト | 1.93 | 0 | 0 | 5 | 4 2/3 |
中日 | 1.80 | 3 | 0 | 6 | 20 |
阪神 | 8.16 | 0 | 0 | 8 | 14 1/3 |
広島 | 5.79 | 0 | 0 | 6 | 9 1/3 |
チーム | 奪三振率 | 被打率 | QS率 | WHIP | K% |
巨人 | 15.43 | 0.222 | 0% | 1.07 | 14.40% |
ヤクルト | 3.86 | 0.263 | 0% | 1.29 | 40.00% |
中日 | 4.95 | 0.267 | 100% | 1.10 | 10.00% |
阪神 | 2.51 | 0.350 | 0% | 1.95 | 13.41% |
広島 | 7.71 | 0.289 | 0% | 1.39 | 5.56% |
チーム | BB% | K-BB% | HR% | 失点 | 自責点 |
巨人 | 5.20% | 9.20% | 1.20% | 2 | 2 |
ヤクルト | 5.00% | 35.00% | 5.00% | 1 | 1 |
中日 | 5.00% | 5.00% | 0% | 4 | 4 |
阪神 | 2.44% | 10.98% | 0% | 15 | 13 |
広島 | 9.72% | 0% | 1.39% | 6 | 6 |
月別成績
月 | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | 登板 | 投球回 |
---|---|---|---|---|---|
3・4月 | 2.53 | 1 | 0 | 6 | 21 1/3 |
5月 | 10.54 | 1 | 0 | 3 | 13 2/3 |
6月 | 4.50 | 0 | 0 | 1 | 4 |
8月 | 2.45 | 1 | 0 | 7 | 7 1/3 |
9・10月 | 1.69 | 0 | 0 | 12 | 10 2/3 |
月 | 奪三振率 | 被打率 | QS率 | WHIP | K% |
3・4月 | 3.80 | 0.247 | 50% | 1.13 | 10.11% |
5月 | 4.61 | 0.375 | 33.33% | 1.98 | 10.14% |
6月 | 6.75 | 0.286 | 0% | 1.00 | 21.43% |
8月 | 8.59 | 0.267 | 0% | 1.23 | 21.88% |
9・10月 | 8.44 | 0.256 | 0% | 1.31 | 21.74% |
月 | BB% | K-BB% | HR% | 失点 | 自責点 |
3・4月 | 5.62% | 4.49% | 0% | 6 | 6 |
5月 | 4.35% | 5.80% | 1.45% | 16 | 16 |
6月 | 0% | 21.43% | 7.14% | 2 | 2 |
8月 | 3.13% | 18.75% | 3.13% | 2 | 2 |
9・10月 | 8.70% | 13.04% | 0% | 4 | 2 |
参照元:データで楽しむプロ野球
2軍成績
防御率 | 勝利 | 敗戦 | 登板 | 投球回 |
---|---|---|---|---|
3.00 | 2 | 0 | 2 | 6 |
セーブ | 奪三振率 | 被打率 | WHIP | K% |
0 | 3.00 | 0.292 | 1.17 | 8.33% |
BB% | K-BB% | HR% | 失点 | 自責点 |
0% | 8.33% | 4.17% | 2 | 2 |
参照元:プロ野球データFreak
↑ 振り返りで使用している指標はこちら!
中川颯投手の印象|2024年シーズン
2023年オフにバファローズを自由契約、同オフにベイスターズに加入した中川颯投手。
2軍戦で好成績を残していたこともあり、投手力低下が懸念だったベイスターズであれば、投げるチャンスも多くなると考えていましたし、アンダースロー投手もいなかったので、何らかの役割を担えるのではと思っていました。
結果としては、移籍1年目・初めてのほぼ1軍と考えたら、良くやっていたと感じます。
CSや日本シリーズでも、重要な場面の登板も多かったですから、今年含めた今後が楽しみと感じる投手の1人です!
さて成績を振り返りますが、パッと見はほぼ初1軍ということを考えたら、良くやっている印象を持ちました。
ただ防御率も数字自体は悪く出ていて、被打率や三振の部分も課題であったふうに見て取れます。
特に左打者に対しての成績が良くないのは気になりました。
アンダースロー投手ということもありますし、左打者の外側に逃げていくシンカー系のボールを投げている印象もあまりないので、今後は現状の球種を磨くと同時に対左打者に対しての課題を解決していく必要がありそうです。
対左打者への対戦成績改善が、今後の中川颯投手の序列を上げられるかのカギになりそうな気がします。
フォームの特徴柄、高低での勝負は出来ていると思いますので、あとは左右の勝負がどれだけできるか…。
そして中川颯投手に関しては、前半戦で先発登板、後半戦では中継ぎ登板していたので、先発での成績・中継ぎでの成績を分けて見てみると、
先発登板
防御率 | 勝利 | 敗戦 | 登板 | 投球回 |
---|---|---|---|---|
6.75 | 2 | 0 | 6 | 28 |
奪三振率 | 被打率 | QS率 | WHIP | K% |
4.82 | 0.310 | 33.33% | 1.46 | 11.90% |
BB% | K-BB% | HR% | ー | ー |
3.97% | 7.94% | 1.59% | - |
- |
中継ぎ登板
防御率 | 勝利 | 敗戦 | 登板 | 投球回 |
---|---|---|---|---|
2.17 | 1 | 0 | 23 | 29 |
セーブ | 奪三振率 | 被打率 | WHIP | K% |
1 | 6.52 | 0.269 | 1.28 | 16.94% |
BB% | K-BB% | HR% | ー | ー |
6.45% | 10.48% | 0.81% | - | - |
参照元:データで楽しむプロ野球
先発登板時の成績が悪かった影響で、トータルの成績が悪く映っているように推測できます。
後半戦は良い投球が多いなと感じていたので、先発・中継ぎで分けてみるとイメージ通りになりました。
ただ被打率や奪三振の部分を見ると、先発の時と比べても劇的に良くなったわけではないので、引き続き今後の課題になりそうです。
ベイスターズ加入の経緯?
2024年は移籍1年目ながら活躍してくれましたが、バファローズ所属の当時2軍成績は良かったと記憶していました。
自由契約となった際には、支配下選手から育成選手契約になっていたので、1度自由契約になるのは知っていましたが、引き留める素振りがあまり見られなかったので、正直なところ外から見ていて「なんで?」とは思っていました。
なんでかな?と疑問に思っていたところ、バファローズファンの方が作成した動画を見て、なるほどと私は思いました。
プロ野球選手とはいえ、1人の人間ですから馬が合う合わない、環境が合う合わないあるでしょうから、バファローズサイドとしても苦渋の決断だったのかなと感じます。
(バファローズも何とかフォローしようとはしていたと思います)
自由契約後、野球界から離れることも考えていた旨をベイスターズ公式動画や記事等で話していましたので、当時は結構メンタル的にも来ていたのかな…?
でも結果として地元球団であるベイスターズが獲得して、心機一転プレーすることができたのは、中川颯投手自身も中川投手をこれまで応援してきた方にとっても、良かったと思います。
CS・日本シリーズでの活躍に、バファローズファンの方がSNS等で反応していたので、他チームに移籍しても応援されるのは中川颯投手の人柄もあると思います。
現在チームに溶け込んでいるように見えますし、楽しく充実してやっているようにも思いますので、今後も元気にプレーしてくれたらと思います!
最後に
以上が2024年の中川颯投手振り返りです。
実質プロ・移籍1年目を考えたら、上々の結果でした。
と同時に通用する部分とまだまだだと感じる部分両方ありました。
今季は再び先発に戻るとの話もあるので、スタミナ面が特に必要となりますが、どのポジションにおいてもアンダースロー投手は貴重なので、引き続きの活躍を期待したいです!!