#24 吉野光樹投手
2024年シーズン振り返り、23人目は、24 吉野光樹投手です!
成績|2024年シーズン
1軍成績
登板 | 先発 | 投球回 | 勝利 | 敗戦 | 勝率 |
---|---|---|---|---|---|
7 | 7 | 31.1 | 3 | 2 | 0.6 |
防御率 | QS率 | 奪三振 | 奪三振率 | 完投/完封 | 与四球/死球 |
4.31 | 28.6 | 29 | 8.33 | 0 | 11/1 |
失点 | 自責点 | 被本塁打 | 被打率 | K/BB | WHIP |
15 | 15 | 5 | 0.274 | 2.64 | 1.44 |
対左右別成績
打者 | 被打率 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 |
---|---|---|---|---|---|
右打者 | 0.224 | 2 | 11 | 4 | 1 |
左打者 | 0.307 | 3 | 18 | 7 | 0 |
対チーム別成績
対戦チーム | 登板 | 投球回 | 勝利 | 敗戦 | 勝率 |
---|---|---|---|---|---|
巨人 | 2 | 11 | 1 | 1 | 0.5 |
ヤクルト | 2 | 9 | 1 | 0 | 1 |
阪神 | 2 | 10 | 1 | 0 | 1 |
広島 | 1 | 1.1 | 0 | 1 | 0 |
対戦チーム | 防御率 | 奪三振率 | 被本塁打 | 完投/完封 | 与四球/死球 |
巨人 | 1.64 | 8.18 | 1 | 0 | 3/0 |
ヤクルト | 5.00 | 8.00 | 2 | 0 | 3/0 |
阪神 | 2.70 | 8.10 | 2 | 0 | 3/1 |
広島 | 33.75 | 13.50 | 0 | 0 | 2/0 |
対戦チーム | 自責点 | QS率 | 被打率 | K/BB | WHIP |
巨人 | 2 | 50 | 0.238 | 3.33 | 1.18 |
ヤクルト | 5 | 0 | 0.324 | 2.67 | 1.67 |
阪神 | 3 | 50 | 0.171 | 3.00 | 0.90 |
広島 | 5 | 0 | 0.600 | 1.00 | 6.00 |
月別成績
月 | 登板 | 投球回 | 勝利 | 敗戦 | 勝率 |
---|---|---|---|---|---|
7月 | 1 | 5 | 0 | 1 | 0 |
8月 | 2 | 9 | 1 | 0 | 1 |
9月 | 4 | 17.1 | 2 | 1 | 0.667 |
月 | 防御率 | 奪三振率 | 被本塁打 | 完投/完封 | 与四球/死球 |
7月 | 3.60 | 9.00 | 1 | 0 | 2/0 |
8月 | 5.00 | 7.00 | 3 | 0 | 2/0 |
9月 | 4.15 | 8.83 | 1 | 0 | 7/1 |
月 | 自責点 | QS率 | 被打率 | K/BB | WHIP |
7月 | 2 | 0 | 0.222 | 2.50 | 1.20 |
8月 | 5 | 0 | 0.306 | 3.50 | 1.44 |
9月 | 8 | 50 | 0.271 | 2.43 | 1.50 |
2軍成績
登板 | 先発 | 投球回 | 勝利 | 敗戦 | 勝率 |
---|---|---|---|---|---|
16 | 12 | 66.1 | 4 | 5 | 0.444 |
防御率 | QS率 | 奪三振 | 奪三振率 | 完投/完封 | 与四球/死球 |
3.26 | 8.3 | 53 | 7.19 | 0 | 23/2 |
失点 | 自責点 | 被本塁打 | 被打率 | K/BB | WHIP |
27 | 24 | 6 | 0.244 | 2.30 | 1.27 |
参照元:スポーツナビ
吉野投手の印象|2024年シーズン
ドラフト2位で入団し、即戦力として期待された昨年はケガの影響もあり、ほとんど投げられず。
今年ある程度の成績・稼働を見せられないと、立場的にも厳しくなる1年でしたが、2軍でも登板数を重ねることができ、1軍初登板や初勝利もあり、少ないながらも戦力として、稼働することが出来ていた印象です。
細かく見ると、まだまだ物足りないところもありますが、実質1年目としては悪くはない数字だと思います。
さて成績面ですが、個人的に良かったと思う点は、
- 1軍初登板、複数登板
- 奪三振率
- (対右打者)
の以上の点だと考えています。
まず登板に関してですが、1年目1軍登板なしだったことを考えると、今年ある程度1軍で投げられたことは良かったと思います。
社会人出身でドラフト2位での入団だったので、早ければ2年で戦力外・育成契約になることも考えられますし、チームとしてもどのような形であれ、戦力になってほしいと考えていたと思います。
その点では、1・2軍共に登板は出来ていたので、合格点ではあるのかなと感じます。
2つ目は、奪三振率です。
この奪三振率の成績が、個人的には一番驚いたと言いますか、想定していなかった数字です。
1軍登板の試合を見ていましたが、三振を多くとるよりも打たせて取る投手かな、という印象を持っていたので、自分の中とのギャップがありました。
おそらく落ちる(フォークボール?)系のボールが落差もある印象はあるので、そのボール中心に三振を取ることが出来ていたのかなと推測しています。
球種別成績
球種 | 被打率 | 被打数 | 被安打 | 被本 | 奪三振 |
---|---|---|---|---|---|
ストレート | 0.339 | 56 | 19 | 4 | 7 |
カットボール | 0.237 | 38 | 9 | 0 | 8 |
フォーク | 0.174 | 23 | 4 | 1 | 14 |
スライダー | 0.500 | 2 | 1 | 0 | 0 |
カーブ | 0.200 | 5 | 1 | 0 | 0 |
参照元:データで楽しむプロ野球
実際の数字を見ると、フォークボールが突出して打たれていないですね。
(逆にストレートは結構打たれていますね…)
私の中では、奪三振率の高さは嬉しい誤算でもあるので、来年以降も高い数字を維持できるように磨きをかけてほしいと思います。
一方で、個人的に悪かったと思う点は、
- QS率(イニング数)、スタミナ面
- 防御率
- 対左打者
- (被打率、K/BB、WHIP)
の以上の点だと考えています。
まずQS率ですが、先ほど述べましたが1軍で登板することができた点は良かったと思います。
ただ登板は出来ましたが、5回を持たずにだったり、5回までだったりと先発投手の役割を担えたかというと、もう少し頑張ってほしかったかなと感じています。
変化球は落ちる球が良かったりと思う場面もありましたが、基本的には球威で押すタイプではないので、追い込まれるまでにヒットを打たれている印象もあります。
(この点が実際の成績と印象とでギャップを感じていた点でもあります)
カウント別成績
カウント(S-B) | 被打率 | 打数 | 被安打 | 被本 |
---|---|---|---|---|
0-0 | 0.455 | 11 | 5 | 1 |
0-1 | 0.500 | 6 | 3 | 2 |
0-2 | 0.333 | 3 | 1 | 1 |
0-3 | 0.000 | 0 | 0 | 0 |
1-0 | 0.444 | 9 | 4 | 0 |
1-1 | 0.333 | 9 | 3 | 0 |
1-2 | 0.333 | 6 | 2 | 0 |
1-3 | 0.400 | 5 | 2 | 0 |
2-0 | 0.000 | 5 | 0 | 0 |
2-1 | 0.467 | 15 | 7 | 1 |
2-2 | 0.286 | 14 | 4 | 0 |
2-3 | 0.250 | 12 | 3 | 0 |
参照元:データで楽しむプロ野球
で、実際にカウント別で成績を見てみましたが、追い込むまでもそうなのですが、追い込んでからの被打率も高いのはすごく気になりました。
先ほどの球種別で見たときには、フォークは良いけどストレートは打たれているようだったので、この部分がQS率もですが、防御率の悪化にも影響しているところかなと感じます。
対左打者に関しては、武器になっているフォークボールを投げる比率が右打者と違うのかな?
その影響で打たれているとしたら、ボールがというより配球で、と言った話にもなりそうですけど…。
でも1番の課題は、ストレートの被打率かなと私は思います。
ストレートの部分がコントロールだったり、球威だったりが良くなれば、被打率も下がると思いますし、それに伴って球数も少なく、長いイニングを投げられることに繋がると感じます。
そのためには身体を鍛えることが重要になりそうです。
怪我も多い選手ですし、怪我をしない身体をつくるという意味でも、鍛えていってほしいと思います。
最後に
以上が、吉野投手に対する感想です。
カウント毎だったり、球種ごとに成績を見ると、全体的に見た時とは違った印象を持ちますね。
やっぱりフォークボールは良いですし、一方でストレートが課題になっている。
コントロールの方向に進むのか、それとも球威の方向に進むのか、はたまた両方を狙うのか…。
今後の吉野投手の投球・レベルアップに期待です!